iPhoneの新機種「iPhone SE」が3月31日に発売!他の機種とのスペック比較!!
2016/04/04
iPhoneの新機種「iPhone SE」が3月31日に発売することが発表されました!予約は3月24日から始まっています。
SEはSpecial Editionの意味。
iPhoneSEは、目新しい新機能などがあるわけではなく、サイズは5sで中身はほぼ6sという小さいサイズが発売されるのを待っていた人用に作られたiPhoneだと思います。中身はほぼ6sですが、機能が少し削られています。他の機種とのスペックを比較しながら削られた機能の紹介などをしていきます。
価格と容量
価格はApple storeのSIMフリー版の税別価格です
容量 | iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 6 |
16GB | 52,800円 | 86,800円 | 74,800円 |
64GB | 64,800円 | 98,800円 | 86,800円 |
128GB | – | 110,800円 | – |
新しい機種が出るごとに価格が高くなっていくiPhoneでしたが、iPhoneSEは安い印象です。iPhone6sから機能が少し削られているところはありますが、ほぼ同等の性能を持ちながらこの価格はコストパフォーマスが良いですね。
容量は16GBか64GBで、iPhone 6sにあった128GBがありません。外側カメラは6や5sからカメラの性能が上がっており、標準のカメラアプリで撮影する写真のデータサイズが大きいので、容量が埋まりやすいことに注意。
色・サイズ・重さ
iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 6 | iPhone 5s | |
色 | シルバー スペースグレイ ゴールド ローズゴールド |
シルバー スペースグレイ ゴールド ローズゴールド |
シルバー スペースグレイ ゴールド |
シルバー スペースグレイ ゴールド |
サイズ(mm) | 123.8 × 58.6 | 138.3 × 67.1 | 138.1 × 67.0 | 123.8 × 58.6 |
厚さ(mm) | 7.6 | 7.1 | 6.9 | 7.6 |
重さ(g) | 113 | 143 | 129 | 112 |
色は新しくローズゴールド(ピンク)が追加されています。
サイズと重さはiPhone5sと同じ。最近の大きいサイズが合わない人は、このサイズが出るのを待っていた人も多いでしょう。
ディスプレイ
iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 6 | iPhone 5s | |
名称 | Retinaディスプレイ | 3D Touch搭載 RetinaHDディスプレイ |
RetinaHDディスプレイ | Retinaディスプレイ |
画面サイズ | 4インチ | 4.7インチ | 4.7インチ | 4インチ |
画面解像度 | 1,136 × 640 | 1,334 × 750 | 1,334 × 750 | 1,136 × 640 |
ppi | 326 | 326 | 326 | 326 |
コントラスト比 | 800:1 | 1,400:1 | 1,400:1 | 800:1 |
デュアルドメインピクセル | × | ◯ | ◯ | × |
拡大表示 | できない | できる | できる | できない |
簡易アクセス | できない | できる | できる | できない |
iPhone SEのディスプレイはiPhone 5sと同じようです。
iPhone 6、iPhone 6sに比べ解像度が低かったり、「デュアルドメインピクセル」「拡大表示」「簡易アクセス」が搭載されていなかったりします。「3D Touch」も搭載されていません。
デュアルドメインピクセルとは
視野角(画面を斜めからみたとき、色が変わることなく正常に見ることができる角度)を広げるための技術。
拡大表示とは
拡大表示をオンにするとホーム画面やWebページなどのアイコンや文字が全体的に大きく表示されます。
簡易アクセスとは
ホームボタンをダブルタップすると、画面がそのまま下にスライドされる機能です。下にスライドさせることで、片手操作で指が届かない画面上部にあるアプリアイコンやステータスバーにも指が届くようになります。
3D Touchとは
指で画面を押す力の強さによって異なる動作ができるようになる機能。
できるようになることの例として、
アプリ起動時にショートカット
マルチタスク画面に移動(起動アプリの切り替え)
メールやWebページのプレビューを表示させる
文字入力画面にてキーボード上でカーソル位置を動かす
感圧スケッチ
などがあります。
処理性能、通信速度、Touch ID
iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 6 | iPhone 5s | |
プロセッサ | A9チップ M9コプロセッサ |
A9チップ M9コプロセッサ |
A8チップ M8コプロセッサ |
A7チップ M7コプロセッサ |
メモリ(RAM) | 2GB | 2GB | 1GB | 1GB |
通信方式 | 4G LTE3 | 4G LTE-Advanced3 | 4G LTE3 | 4G LTE3 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac | MIMO対応 802.11a/b/g/n/ac |
802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ |
Touch ID | 第1世代 | 第2世代 | 第1世代 | 第1世代 |
CPU性能とGPU性能はiPhone6sと同じで、
iPhone5sと比較するとCPU性能が2倍、GPU性能が3倍になっているそうです。
iPhone SEのメモリ(RAM)は6sと同じ2GB。アプリを複数起動などしてメモリが不足すると、カクついたり、アプリが急におちたり、他のアプリからSafariに切り替えた時にWebページの再読み込みが行われたりします。
通信速度
iPhone 6sは「LTE-Advanced」という通信速度がより速い通信方式に対応していますが、iPhone SEは対応していません。しかし、「LTE-Advanced」はまだ対応エリアが少なく、対応している都会以外の場合だと意味がないので田舎に住んでいる人にはあまり関係がないようです。
Wi-Fi速度
iPhone 6sは「MIMO(マイモ)」という通信技術に対応しており、これは最大で866Mbpsの速度が出ます。iPhone SEは「802.11 ac」の最大433Mbpsですが、iPhone 5sの最大は150Mbpsなので、5sよりはSEのほうが速度は出ます。
Touch ID
iPhone SEはiPhone 5sと同じ第1世代なので、iPhone 6sに比べて指紋認証の処理速度が劣ります。
カメラ
iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 6 | iPhone 5s | |
iSightカメラ (外側カメラ) |
1,200万画素 | 1,200万画素 | 800万画素 | 800万画素 |
FaceTimeカメラ (内側カメラ) |
120万画素 RetinaFlash搭載 |
500万画素 RetinaFlash搭載 |
120万画素 | 120万画素 |
4Kビデオ撮影 | できる | できる | できない | できない |
Live Photos | できる | できる | できない | できない |
FaceTimeカメラ
内側についている自撮り用のカメラですが、iPhone SEはiPhone 5sと同じ120万画素で、6sのほうが綺麗に写ります。また、SEと6Sは「Retina Flash」という画面全体を光らせてフラッシュ代わりになる機能が搭載されています。
4Kビデオ撮影
HDビデオ撮影よりも高解像度で撮影できる機能
Live Photos
シャッターボタンを押すと、押す前の1.5秒と押した後の1.5秒の合計3秒間の音声付き動画撮影ができる機能です。
バッテリー性能
iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 6 | iPhone 5s | |
連続通話時間 | 3Gで最大14時間 | 3Gで最大14時間 | 3Gで最大14時間 | 3Gで最大10時間 |
連続待受時間 | 最大10日間 | 最大10日間 | 最大10日間 | 最大10日間 |
インターネット利用 | 3Gで最大12時間 4GLTEで最大13時間 Wi-Fiで最大13時間 |
3Gで最大10時間 4GLTEで最大10時間 Wi-Fiで最大11時間 |
3Gで最大10時間 4GLTEで最大10時間 Wi-Fiで最大11時間 |
3Gで最大8時間 4GLTEで最大10時間 Wi-Fiで最大10時間 |
HDビデオ再生 | 最大13時間 | 最大11時間 | 最大11時間 | 最大10時間 |
オーディオ再生 | 最大50時間 | 最大50時間 | 最大50時間 | 最大40時間 |
iPhone SEは5sよりも大幅にバッテリーの持ちが良いようです。さらに6sと比べるとインターネット利用とHDビデオ再生の時間が長くなっています!画面が小さくなったことでバッテリーの持ちが良いのでしょう。
まとめ
- サイズと重さは5sと同じで、性能はほぼ6s
- 価格が他のiPhoneに比べて安い
- バッテリーの持ちは6sよりも良い
6sに劣る点(5sから進化していない機能)
- 容量128GBモデルがない
- 画面解像度が低い
- デュアルドメインピクセル、拡大表示、簡易アクセス、3D touchが搭載されていない
- LTE-AdvancedとMIMOに対応していない
- TouchIDが第1世代で指紋認証の処理速度が劣る
- FaceTimeカメラ(自撮りカメラ)の画素数が低い
6sからSEへの機種変を考えている人は、機能が削減されている点があることを考えて機種変しましょう。